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昔からブナの実は「ブナの実一升、金一升」といわれるほど大事にされてきました。ブナは成長が遅いため、地面に根を下ろしてから約50年から60年かけて初めて実をつけます。そしてその後は5年に一度しか実をつけません。
秋になると、このブナの実は“森の恵み”となり、白神山地に生きる動物たちの貴重な食料となります。動物たちに食べられずに地上に落ちたブナの実は、厳しい冬を乗り越え遅い白神の雪解けを待ちます。そして春には新しい命を誕生させていくのです。